共通費をExcelで検算する方法|EXP・LOG関数を使った確認方法を解説
積算ソフトで算出された共通費を確認したいとき、Excelで検算しようと考えたことはないでしょうか。
共通費の算定式には対数や指数が使用されており、Excelに式を入力するだけでも意外と手間がかかります。この記事では、共通費をExcelで検算する方法と、より簡単に確認できる方法をご紹介します。
共通費をExcelで検算したくなる場面
- 積算ソフトの結果を確認したい
- 工事価格の妥当性を確認したい
- 共通費だけ金額が合わない
- 設定ミスがないか確認したい
共通費は3段階で計算される
共通費は、直接工事費をベースに以下の順で積み上げていきます。
1
共通仮設費
直接工事費(P)と工期(T)をもとに計算
2
現場管理費
純工事費(直接工事費+共通仮設費)をもとに計算
3
一般管理費等
工事原価(純工事費+現場管理費)をもとに計算
Excelで検算する方法
ExcelではEXP関数・LN関数・LOG関数を組み合わせて計算します。
なお、係数 a・b・c は工種や新営・改修によって異なります。そのため、実際にExcelで検算する場合は共通費積算基準の別表を確認しながら入力する必要があります。
共通仮設費率(Kr)
Excel式のイメージ
=EXP(a + b*LN(P) + c*LN(T))
a・b・cの係数は工種(建築・電気・機械)と新営・改修の区分によって異なります。基準書を確認してください。
現場管理費率(Jo)
Excel式のイメージ
=EXP(a + b*LN(Np) + c*LN(T))
Npは純工事費。係数は工種・新営改修の区分ごとに異なります。
一般管理費等率(Gp)
Excel式のイメージ(全工種共通)
=32.597-(3.591*LOG(Cp,10))
CpはGp算定用の工事原価。令和8年改定では全工種で同一の式を使用します。
Excelで検算する際によくあるミス
確認ポイント
- 工種(建築・電気・機械)の選択を間違える
- 新営と改修で係数が違うことを見落とす
- 工期Tの単位(月数)を間違える
- 前払金補正の適用を忘れる
- 監理事務所補正(建築工事)を忘れる
Excelで検算できるが手間がかかる
Excelで共通費を検算すること自体は可能です。ただし、次の作業が必要になります。
- 工種ごとの係数を基準書から確認する
- EXP・LN・LOG関数を正しく入力する
- 補正条件(前払金・監理事務所)を別途反映する
検算のたびにシートを作成・確認するのは意外と面倒です。
共通費計算ツールならすぐ確認できる
SEKISAN-PROの共通費計算ツールでは、直接工事費と工期を入力するだけで以下を自動で算定できます。
- 共通仮設費率(Kr)・共通仮設費
- 現場管理費率(Jo)・現場管理費
- 一般管理費等率(Gp)・一般管理費等
- 工事価格(税抜)
Excelに式を入力する必要はありません。令和8年改定基準に対応しています。
無料の共通費計算ツールはこちら
まずは積算ソフトの結果とツールの計算結果を比較してみてください。工種・工期・補正条件を変更しながら確認できます。
無料・会員登録不要
共通費計算ツールを使う
まとめ
- 共通費はExcelのEXP・LOG関数を使って検算できる
- 係数は工種・新営改修の区分ごとに異なるため基準書の確認が必要
- 工種・工期・補正条件の入力ミスに注意が必要
- 手軽に確認したい場合は共通費計算ツールが便利
積算ソフトの共通費に疑問を感じたときは、ぜひ検算にご活用ください。

