福島県の金抜設計書の特徴とは?備考欄のRIBCコードをわかりやすく解説
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福島県の金抜設計書の特徴
備考欄のRIBCコードとは?
福島県の公共工事の金抜設計書には、他県にはない特徴があります。備考欄に記載された「RIBCコード」の意味と読み方を初心者向けに解説します。
こんな方向けの記事です
- 福島県の金抜設計書を初めて見た方
- 備考欄に書いてある英数字の意味がわからない方
- RIBCコードという言葉を初めて聞いた方
福島県の公共工事の金抜設計書を開くと、内訳書の備考欄に「B0-123456」「E0-234567」のような英数字が並んでいます。初めて見る方は何のことかわからないはずです。
これは「RIBCコード」と呼ばれるもので、福島県の公共営繕積算に特有の記載です。他県の設計書にはない情報が、備考欄に詰まっています。
RIBCとは
RIBCとは、公共建築工事の積算に使用する積算システム(ソフトウェア)の名称です。正式には「営繕積算システム」と呼ばれ、国土交通省が推奨する積算ソフトとして全国の官公庁で広く使用されています。福島県では2020年頃から本格的に導入されています。
RIBCコードとは、このRIBCシステムが各工事項目を識別するために使用するコードです。備考欄にRIBCコードが記載されることで、どの単価・歩掛を使って積算するかが一目でわかるようになっています。
RIBCコードの読み方
備考欄に記載されたRIBCコードは、いくつかの要素で構成されています。実際の設計書に登場する形式はこのようなものです。
それぞれの要素には意味があります。
工事の種別を表す1文字。建築・電気・機械設備のどれかを示す。
工事項目を特定する数字。この番号で積算ソフトが単価を引き出す。
執務並行(+)か全館無人(ー)かを示す記号。単価が変わる。
週休2日補正の有無を示す記号。0=補正なし、月・2=補正あり。
適用する積算基準書の種別を示す略称。
B・E・Mの意味
コードの最初の1文字は、その工事項目がどの種別に属するかを示しています。
| 記号 | 工事種別 | 主な対象 |
|---|---|---|
| B | 建築工事(Building) | 躯体・仕上・仮設など |
| E | 電気設備工事(Electrical) | 照明・配線・受変電など |
| M | 機械設備工事(Mechanical) | 空調・給排水・消火など |
建築・電気・機械設備が含まれる複合工事の設計書では、B・E・Mのコードが混在して並んでいます。どの種別の項目かが一目でわかるのがRIBCコードの特徴です。
+と-の意味
コードに続く「+」または「-」は、工事中の建物の使用状況を示しています。この記号によって積算に使用する単価が変わります。
工事中も建物の利用者が建物を使い続ける状態。養生・作業時間の制限が必要なため、単価が割増になる。
工事中は建物が無人の状態。制約が少ないため、標準的な単価が適用される。
補足:実務上は、工事項目によって+と-が混在している場合があります。
週休2日補正の記号の意味
執務並行の記号(+/-)の後に、週休2日補正に関する記号が続きます。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| 0 | 週休2日補正なし |
| 月 | 週休2日補正あり(月単位) |
| 2 | 週休2日補正あり |
つまり実際のコードは「B0-123456 +2 標準」「E0-234567 +月 標準」のような形で記載されています。
末尾の「標準」などの意味
コードの末尾にある「標準」などの略称は、適用する積算基準書の種別を示しています。使用する基準書によって歩掛や単価が異なるため、設計書に示された略称を確認して正しい基準書を参照することが重要です。
RIBCコードは福島県の設計書の特徴
全国の公共工事の金抜設計書の中で、備考欄にRIBCコードが記載されているのは福島県の公共営繕工事の特徴です。他県では同様の記載がないことも多く、福島県の設計書に慣れた積算担当者にとっては当たり前の情報でも、他県から来た方には見慣れない表記です。
このRIBCコードを正しく読み解くことが、福島県の公共工事の積算精度を高める第一歩になります。
この記事のまとめ
- RIBCとは公共建築工事の積算システムの名称。福島県では2020年頃から導入
- 備考欄のRIBCコードは「工事種別(B/E/M)」「項目番号」「執務並行の有無(+/-)」「基準書略称」で構成される
- B=建築・E=電気設備・M=機械設備
- +は執務並行(建物使用中)、-は全館無人を意味し、単価が変わる
- +/-の後の記号は週休2日補正を示す(0=補正なし、月・2=補正あり)
- 備考欄にRIBCコードが記載されているのは福島県の公共営繕工事の特徴

