【令和8年7月】県北地区の落札率を分析|契約金額は約7.4倍に急増、落札率は92%台で安定
今回は福島県が公表している「県発注工事の入札結果集計表」の令和8年6月分・7月分をもとに、県北地区の落札率を様々な角度から分析してみました。
目次
- 県北地区の基本データ(6月・7月比較)
- 県平均との比較で見えてきたこと
- 県内8地区で比較すると?
- 契約金額のシェア推移
1. 県北地区の基本データ(6月・7月比較)
まずは県北地区の契約金額と平均落札率の推移です。
| 区分 | 令和8年6月 | 令和8年7月 |
|---|---|---|
| 契約金額合計 | 約5.6億円(556,173,420円) | 約41.1億円(4,112,200,950円) |
| 平均落札率 | 92.80% | 92.70% |
契約金額は6月から7月にかけて約7.4倍に急増している一方、平均落札率は92.80%→92.70%とほぼ横ばい(△0.10ポイント)でした。
2. 県平均との比較で見えてきたこと
| 区分 | 令和8年6月 | 令和8年7月 |
|---|---|---|
| 県北地区 | 92.80% | 92.70% |
| 県平均 | 94.31% | 93.27% |
| 差(県北−県平均) | △1.51pt | △0.57pt |
ポイント:県北地区の落札率は6月・7月とも一貫して県平均を下回っています。県平均自体が94.31%→93.27%へ低下する中、県北地区との差は△1.51ptから△0.57ptへ縮小しており、県平均側が県北地区の水準に近づいた形です。落札率だけで競争状況を断定することはできませんが、価格面では県北地区は両月とも県内で低めの水準での契約が続いたと見ることもできます。
3. 県内8地区で比較すると?
県内8地区すべての金額・落札率を突き合わせると、県北地区の立ち位置がより明確になります。
| 地区 | 6月落札率 | 7月落札率 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 県北 | 92.80% | 92.70% | △0.10 |
| 県中 | 93.67% | 92.18% | △1.49 |
| 県南 | 92.15% | 92.62% | +0.47 |
| 会津若松 | 95.22% | 92.61% | △2.61 |
| 喜多方 | 93.60% | 93.19% | △0.41 |
| いわき | 93.19% | 93.73% | +0.54 |
| 相双 | 96.96% | 94.72% | △2.24 |
| 南会津 | 96.58% | 96.54% | △0.04 |
| 県計 | 94.31% | 93.27% | △1.04 |
落札率が低い順に並べると、県北地区は6月時点で県南に次ぐ2番目に低い水準でしたが、7月は県中・会津若松・県南に次ぐ4番目まで順位を上げています(=相対的に落札率の低い地区の中では順位が下がった形)。ただし変動幅自体は△0.10ptとごくわずかで、8地区の中でも南会津(△0.04)に次いで変動の小さい地区でした。
4. 契約金額のシェア推移
| 区分 | 令和8年6月 | 令和8年7月 |
|---|---|---|
| 県北地区の契約金額 | 約5.6億円 | 約41.1億円 |
| 県計に占める割合 | 約6.3% | 約20.4% |
県計に占める金額シェアは6.3%→20.4%へ大きく拡大しました。7月は県全体の発注量自体が6月の約2.3倍(88.4億円→201.9億円)に増えていますが、県北地区の伸び率(約7.4倍)はそれを大きく上回っており、7月は県北地区で大型案件がまとまって発注された月だったことがうかがえます。
まとめ
県北地区の落札率は6月92.80%→7月92.70%とほぼ横ばいで推移し、8地区の中でも最も変動の小さい部類に入ります。一方で契約金額は約7.4倍に急増し、県計に占めるシェアも6.3%→20.4%へ大きく伸びました。落札率が安定している一方で発注ボリュームが大きく動いた点が、7月の県北地区の特徴と言えそうです。今後も月次データを追いながら、地区ごとの傾向をチェックしていきましょう!

