【令和8年7月】県中地区の落札率を分析|契約金額シェア28.2%で県内最大、落札率は県内最低水準
今回は福島県が公表している「県発注工事の入札結果集計表」の令和8年6月分・7月分をもとに、県中地区の落札率を様々な角度から分析してみました。
目次
- 県中地区の基本データ(6月・7月比較)
- 県平均との比較で見えてきたこと
- 県内8地区で比較すると?
- 契約金額のシェア推移
1. 県中地区の基本データ(6月・7月比較)
まずは県中地区の契約金額と平均落札率の推移です。
| 区分 | 令和8年6月 | 令和8年7月 |
|---|---|---|
| 契約金額合計 | 約9.0億円(901,472,880円) | 約57.0億円(5,696,738,960円) |
| 平均落札率 | 93.67% | 92.18% |
契約金額は6月から7月にかけて約6.3倍に増加し、平均落札率は93.67%→92.18%と△1.49ポイント低下しています。
2. 県平均との比較で見えてきたこと
| 区分 | 令和8年6月 | 令和8年7月 |
|---|---|---|
| 県中地区 | 93.67% | 92.18% |
| 県平均 | 94.31% | 93.27% |
| 差(県中−県平均) | △0.64pt | △1.09pt |
ポイント:県中地区の落札率は6月・7月とも県平均を下回っており、その差は△0.64ptから△1.09ptへ広がっています。落札率だけで競争状況を断定することはできませんが、価格面では6月より7月の方が県平均との開きが大きい水準での契約が増えた月だったと見ることもできます。
3. 県内8地区で比較すると?
県内8地区すべての金額・落札率を突き合わせると、県中地区の立ち位置がより明確になります。
| 地区 | 6月落札率 | 7月落札率 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 県北 | 92.80% | 92.70% | △0.10 |
| 県中 | 93.67% | 92.18% | △1.49 |
| 県南 | 92.15% | 92.62% | +0.47 |
| 会津若松 | 95.22% | 92.61% | △2.61 |
| 喜多方 | 93.60% | 93.19% | △0.41 |
| いわき | 93.19% | 93.73% | +0.54 |
| 相双 | 96.96% | 94.72% | △2.24 |
| 南会津 | 96.58% | 96.54% | △0.04 |
| 県計 | 94.31% | 93.27% | △1.04 |
落札率が低い順に並べると、県中地区は6月時点で県南・県北・いわき・喜多方に次ぐ5番目でしたが、7月は8地区の中で最も落札率が低い地区に入れ替わっています。低下幅(△1.49pt)も、会津若松(△2.61)・相双(△2.24)に次いで3番目の大きさでした。
4. 契約金額のシェア推移
| 区分 | 令和8年6月 | 令和8年7月 |
|---|---|---|
| 県中地区の契約金額 | 約9.0億円 | 約57.0億円 |
| 県計に占める割合 | 約10.2% | 約28.2% |
金額シェアは10.2%→28.2%へ大きく拡大し、7月は8地区の中で最大シェアを占める地区となりました。県全体の発注量は6月から7月にかけて約2.3倍に増えていますが、県中地区の伸び率(約6.3倍)はそれを大きく上回っています。
まとめ
県中地区は7月、契約金額シェア28.2%で県内最大の発注地区となる一方、平均落札率は92.18%と8地区の中で最も低い水準まで下がりました。6月時点でも県平均を下回っていましたが、7月にはその差がさらに広がっています。発注ボリュームの拡大と落札率の低下が同時に進んだ点が、7月の県中地区の特徴と言えそうです。今後も月次データを追いながら、地区ごとの傾向をチェックしていきましょう!

