県単価・物価本・市場単価の改定頻度|福島県公共営繕積算
積算をしていると「この単価、最新のものを使っているか」と気になることがあります。単価の種類によって改定のタイミングが異なるため、整理して理解しておくことが積算精度の維持につながります。福島県の公共営繕積算で使う主な単価の改定頻度をまとめます。
📅 単価の種類と改定頻度 一覧
物価資料掲載単価
物価本の単価
毎月
月刊建設物価・月刊積算資料などに掲載。毎月号ごとに価格が更新される。
公共建築工事標準単価積算基準
市場単価
年4回
4月・7月・10月・1月の各1日付で改定。3か月ごとの調査結果を反映。
福島県独自
県単価(事業単価表)
年2回
4月と10月(10月15日)の年2回改定。物価資料に掲載されていない約1,500品目が対象。
📋 各単価の詳細
物価本の単価(毎月改定)
「月刊建設物価」(建設物価調査会)や「月刊積算資料」(経済調査会)などの物価資料に掲載されている単価です。市場の実勢価格を毎月調査して反映するため、改定頻度は月1回です。
資材価格が大きく変動する局面では、この毎月の更新が積算額に直接影響します。起工前に最新号の単価を確認することが基本です。
市場単価(年4回改定)
市場単価は、元請業者と下請の専門工事業者間の実際の取引価格を調査した単価です。材料費・労務費・機械器具費・下請経費を一式で含む形で設定されており、LED照明器具の取付工事など電気設備工事でよく使われます。
| 改定月 | 調査対象期間 | 適用開始 |
|---|---|---|
| 4月号 | 前年12月〜当年2月の調査結果 | 4月1日 |
| 7月号 | 3月〜5月の調査結果 | 7月1日 |
| 10月号 | 6月〜8月の調査結果 | 10月1日 |
| 1月号 | 9月〜11月の調査結果 | 1月1日 |
福島県の県単価(年2回改定)
物価資料に掲載されていない資材約1,500品目を対象とした福島県独自の単価表(土木・建築関係事業単価表)です。令和5年8月の発表により、それまでの年1回(4月のみ)から年2回(4月と10月)に改定頻度が引き上げられました。
2回目の改定は毎年10月15日に行われます。福島県の建築関係工事積算基準の改定タイミングとも重なるため、10月15日前後は単価の切り替えに注意が必要です。
起工日で適用単価が変わる
福島県では、積算基準・労務単価・資材単価ともに「改定日以降に起工するものから適用」が原則です。工事の起工日がどの改定タイミングをまたぐかによって、使うべき単価が変わります。設計書を作成する前に起工予定日と改定日の関係を確認してください。
🔗 出典・参考資料
🔖 まとめ
公共営繕積算で使う単価の改定頻度は、単価の種類によって異なります。
物価本の単価は毎月、市場単価は年4回(4・7・10・1月)、福島県独自の県単価は年2回(4月・10月15日)です。
起工日によって適用すべき単価が変わるため、設計書の作成前に改定タイミングと起工予定日の関係を確認する習慣をつけておくと、積算ミスを防ぐことにつながります。

