福島県の公共工事で使われている積算ソフト事情を整理してみた
積算ソフト比較コラム
福島県の公共工事で使われている
積算ソフト事情を整理してみた
土木分野と営繕分野で、利用されているソフトには違いがあります。
※本記事では特定製品の評価を目的としていないため、ソフト名称はアルファベット表記としています。
※内容は福島県内における一般的な利用傾向や実務上の認識をもとに整理したものです。
こんな方におすすめの記事です
積算ソフトの導入・切り替えを検討している方
土木と営繕で積算業務の違いを知りたい方
福島県内の積算業務の傾向を把握したい方
福島県の公共工事では、土木分野と営繕分野で利用されている積算ソフトに違いがあります。実際に積算業務に携わっていると、ソフトごとに特徴があり、会社の業務内容や求める機能によって選定が分かれていることが分かります。今回は福島県における積算ソフトの特徴について、一般的な傾向を整理してみます。
1 土木系積算ソフトの特徴
福島県の土木分野では、ソフトAとソフトGが広く利用されています。両ソフトとも、クラウド認証・USB認証への対応、毎月の単価更新、設計書データの取り込み、歩掛の分解確認といった機能を備えています。また、導入時に営繕歩掛を選択することで営繕積算にも対応できます。土木分野では利用者が多いこともあり、県内では事実上の標準的なソフトとして定着している印象です。
なお、ソフトAは住標歩掛の算出には対応していません。ソフトGについては住標歩掛への対応状況を確認中です。
2 営繕系積算ソフトの特徴
ソフトR
福島県の営繕分野で広く利用されているソフトです。比較的導入しやすい価格帯で、建築・電気・機械設備に対応し、住標歩掛の算出が可能です。一方で、設計書の読み込みや歩掛の分解確認には対応していません。単価更新は年1回が基本ですが、追加契約により更新回数を増やすこともできます。
ソフトM
設備積算に強みを持つソフトとして知られています。毎月の単価更新、設計書データの読み込みに対応し、5年更新となっています。設備工事を中心に利用されている印象です。
ソフトMR
近年、建築・電気・機械設備の分野で導入事例を見かける機会が増えているソフトです。建築・電気・機械設備に対応し、毎月の単価更新、設計書データの読み込みに対応しています。住標歩掛はオプション対応で、5年更新となっています。
3 積算精度をどう考えるか
積算ソフトの精度は、対応歩掛や設計書取り込み機能、利用方法によっても変わるため、単純比較はできません。福島県内の利用状況を見ると、土木分野ではソフトAとソフトGの利用が多く、長年の実績があります。一方で営繕分野では、ソフトR、ソフトM、ソフトMRなどが利用されており、それぞれ異なる特徴があります。
設計書の取り込み機能を重視するのか、住標歩掛への対応を重視するのか、単価更新頻度を重視するのかによって評価は変わります。また、積算ソフトは担当者の経験や運用方法によっても使い勝手が大きく変わるため、機能だけで優劣を判断することは難しいでしょう。
4 まとめ
福島県の公共工事における積算ソフトは、土木分野と営繕分野で利用される製品に違いがあります。土木分野ではソフトAとソフトGが広く利用されており、営繕分野ではソフトR、ソフトM、ソフトMRなどがそれぞれの特徴を活かして利用されています。積算ソフトに絶対的な正解はありません。土木を主体とするのか営繕を主体とするのか、設計書取り込み機能を重視するのか住標歩掛への対応を重視するのかなど、自社の業務内容や積算方法に合わせて選定することが重要です。

