【仙台】仙台市の市場単価に迷ったら、いわき市の金入り設計書を見てみよう【積算の裏技】
市場単価の算出結果、本当に信用できますか?
いわき市の金入設計書で検算する方法
正しく条件を選んだつもりでも、積算ソフトによって市場単価の算出結果がズレることがあります。そんなときに使える実践的な検証方法をご紹介します。
積算担当の皆様、お疲れ様です!
市場単価の積算結果、本当に合っているか不安になったことはありませんか?
「積算基準を読んで、条件も正しく選んだ。でも、この単価で本当に合っているのか……」
そんな経験がある方に、ぜひ知っておいていただきたい確認方法があります。
市場単価は「検算」がしにくい
歩掛で構成されている単価であれば、労務費や資材単価を追いかけて検証できます。
しかし、
- 市場単価
- 補正市場単価
- 補正市場単価加工
は材工共単価です。内訳の構成が見えないため、算出結果の妥当性を自力で確認するのが難しい単価です。
「本当にこの単価で合っているのか?」と不安になるのは、市場単価特有の問題です。
積算で怖いのは「大きくズレること」
積算担当者が最も避けたいのは、数円単位の誤差ではありません。単価が大きく外れてしまうことです。
例えば、数量が1,000㎡ある工種で単価がズレると……
| 数量 | 正しい単価 | ズレた単価 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1,000㎡ | 620円/㎡ | 780円/㎡ | +160,000円 |
| 2,000㎡ | 620円/㎡ | 780円/㎡ | +320,000円 |
| 3,000㎡ | 620円/㎡ | 780円/㎡ | +480,000円 |
単価の差が160円でも、数量が大きくなれば数十万円〜数百万円単位の差額になります。
市場単価に関するズレは、数量が大きい工種ほど影響が大きくなります。
そんなときは、いわき市の金入設計書を確認してみる
市場単価の算出結果に自信が持てない場合は、いわき市が公開している金入設計書が有効な検証材料になります。
なぜいわき市なのか。理由はシンプルです。
いわき市の公共工事では金入設計書が公開されており、かつ市場単価は「仙台地区」を採用しています。
仙台市の公共営繕積算を行う場合でも、名称・摘要・施工条件が同じ項目であれば、比較対象として十分活用できます。
建築工事・電気設備工事・機械設備工事の市場単価を幅広くカバーしており、仙台地区で積算を行う担当者にとって非常に使いやすい構成です。
金入設計書で確認したいのは「採用単価」
ここで確認したいのは、「市場単価なのか、補正市場単価なのか」という区分の選択ではありません。
それはすでに積算基準を読んで判断しています。
確認したいのはこれだけです。
自分の積算ソフトが算出した単価と、いわき市の金入設計書の単価に大きな開きがないか。
名称・摘要・施工条件がほぼ一致する項目を探し、採用されている単価を照合するだけです。
単価は一致しなくて当然——見るべきは「大きなズレ」
もちろん、単価が完全に一致することはありません。
- 設計年度が違う
- 労務単価が異なる
- 施工条件が微妙に異なる場合もある
そのため、多少の差は当然です。
650円が680円になる程度なら、まったく問題ありません。
問題なのは、650円であるべき単価が850円になっているようなケースです。
そういった「方向性の大きなズレ」を発見することが、金入設計書を活用する本来の目的です。
金入設計書は「異常値発見ツール」として使う
金入設計書の価値は、答えを丸写しすることではありません。
自分の積算結果が常識的な範囲に収まっているかを確認することが目的です。
いわき市の入札情報ページを開く
入札結果情報から、同種工事の金入設計書を探します。
名称・摘要がほぼ一致する項目を探す
自分が積算している工種と、名称・摘要・施工条件がほぼ同じ項目を見つけます。
採用されている単価と自分の算出結果を照合する
大きなズレがないか確認します。数十円の差なら問題なし。数百円単位の差があれば、算出条件の見直しを検討します。
まとめ
市場単価・補正市場単価・補正市場単価加工は、積算担当者が不安になりやすい単価です。正しく条件を選んでいても、積算ソフトによって算出結果がズレることがあります。
そんなときは、仙台地区市場単価を採用しているいわき市の金入設計書を確認してみましょう。
- 名称・摘要が一致する項目があれば、比較対象として十分活用できる
- 確認するのは「大きなズレがないか」だけでいい
- 積算ソフトの算出結果に違和感があるときの検算として有効
市場単価の算出結果に迷ったとき、ぜひいわき市の金入設計書を開いてみましょう!

