【積算初心者シリーズ②】統括情報表とは?積算ソフトで最初に入力する項目を解説

積算担当者の皆様、お疲れ様です!

設計書が手元に届いたら、まず積算ソフトに各種情報を入力するところから作業が始まります。この記事では、統括情報表(基本設定)への入力項目を実例とともに解説します。

こんな方にぴったりの記事です

  • 積算ソフトを初めて使う方
  • 統括情報表に何を入力すればいいかわからない
  • 各項目の意味と設計書のどこを見ればよいか知りたい
統括情報表とは?

積算ソフトで最初に入力する「統括情報表」は、その工事全体の計算条件を設定する画面です。ここで入力した内容が共通費(共通仮設費・現場管理費・一般管理費等)の計算に直接影響するため、正確に入力することが重要です。

設計書の「工事概要」や「特記仕様書」に記載されている情報をもとに、以下の項目を順番に入力していきます。

入力項目の実例
適用単価地区 K地区 など

工事現場の所在地によって単価地区が決まります。福島県内ではK地区が多く使用されます。設計書の工事概要または特記仕様書で確認してください。

単価適用日 令和7年5月15日

この日付の単価を使って積算します。設計書に明記されているので、そのまま入力します。間違えると単価がずれるため、必ず設計書で確認してください。

前払率 40%以上

前払金の割合です。共通費の計算に影響します。設計書に記載された値をそのまま入力します。

契約保証補正 金銭的保証

契約保証の方法によって現場管理費が補正されます。「金銭的保証」「履行保証保険」など設計書に示された方法を選択します。

共通仮設費区分 率併用方式

共通仮設費の計算方法を選択します。公共営繕では「率併用方式」が一般的です。設計書に記載がない場合も、まず「率併用方式」を確認してください。

建改共通仮設費区分 率併用方式

建築・改修工事における共通仮設費の区分です。⑸と同様に「率併用方式」を選択するケースがほとんどです。

監理事務所設置 なし

監督員が常駐する監理事務所を設けるかどうかの設定です。福島県の公共営繕工事ではほぼ「なし」で問題ありません。設置する場合は共通仮設費の計算に影響します。

主たる工事区分 設計書の工種を選択

複合工事(建築+電気+機械など)の場合、その工事で最も主体となる工種を選択します。建築工事なら「建築」、電気が主体であれば「電気設備」を選択します。

労務費の比率 普通

労務費の比率による区分です。ほとんどの工事では「普通」を選択します。特殊な工事でない限り変更不要です。

週休2日補正 4週8休(月単位)

「完全週休2日(週単位)」ではなく、月単位で4週8休を選択します。入力後に労務費補正が1.02になっていることを必ず確認してください。

工期[か月] 3か月 など

工期は共通費(現場管理費・一般管理費等)の計算に直接影響します。設計書に記載された工期をか月単位で入力します。

工期は共通費計算の根拠となる重要な数値です。設計書の工期(着工日〜完成日)からか月数を算出して入力します。工期が変わると共通費の金額も変わるため、見積り時に必ず確認しましょう。

この記事のまとめ
  • 統括情報表は工事全体の計算条件を設定する最初の入力画面
  • 単価地区・単価適用日は設計書から正確に転記する
  • 共通仮設費区分は「率併用方式」が基本
  • 監理事務所設置は福島県ではほぼ「なし」
  • 週休2日補正は「4週8休(月単位)」を選択し、労務費補正1.02を確認
  • 工期は共通費計算に影響するため、設計書から正確に入力する

統括情報表の入力内容は、共通費の金額に直接影響します。設計書を手元に置きながら、一項目ずつ丁寧に確認して入力していきましょう!

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