公共工事は積算力がそのまま武器になる

昔、

公共工事をやる意味がよく分かりませんでした。

仕事を取るなら営業だと思っていました。

人脈も必要だと思っていました。

実際、

民間工事はそういう部分があります。

仕事を紹介してもらう。

声を掛けてもらう。

関係を作る。

そういう積み重ねも大切です。


一方で、

公共工事は少し違います。

最初はそこが面白くありませんでした。

営業しても結果は変わらない。

知り合いがいても結果は変わらない。

結局は入札です。

私は昔、

そこに魅力を感じていませんでした。


でも、

積算を続けているうちに考え方が変わりました。

公共工事は、

積算力がそのまま武器になる。

そう思うようになったのです。

もちろん簡単ではありません。

積算基準もあります。

積算システムもあります。

経験も必要です。

最初はよく分かりません。

私も分かりませんでした。

それでも続けていると、

少しずつ見えるものが増えてきます。

過去の金入設計書が増える。

入札結果が増える。

失敗も増える。

そして知識も増える。

公共営繕積算は、

積み上げたものがそのまま残る世界だと思っています。

私は、

これが大きいと思っています。

営業担当者が変わることはあります。

取引先の担当者が変わることもあります。

景気が変わることもあります。

でも、

積算ノウハウは残ります。

金入設計書も残ります。

過去案件も残ります。

会社の資産になります。


そして、

その資産が増えるほど、

少しずつ勝率も上がっていきます。

もちろん毎回当たるわけではありません。

そんな簡単な話ではありません。

それでも、

以前は見えなかったことが見えるようになります。

これは大きな違いです。

もう一つ思うことがあります。

福島県は、

まだ積算力で勝負できる環境が残っている気がします。

都心部では、

20社や30社が参加する入札も珍しくありません。

一方で、

福島県では5社から8社程度という印象があります。

もちろん案件によって違います。

地域によっても違います。

それでも、

20社や30社が参加する世界とは少し違います。

だから私は、

まだ十分戦えると思っています。

積算力を身につける。

ノウハウを蓄積する。

過去案件を分析する。

そういった地道な積み重ねが結果につながりやすい。

そんな環境だと思っています。

公共工事は、

営業力だけでは取れません。

人脈だけでも取れません。

だからこそ、

積算が好きな人には面白い世界だと思います。

調べたこと。

考えたこと。

積み上げたこと。

それが少しずつ結果につながっていくからです。

振り返ると、

私は公共工事そのものが好きなのではなく、

積算力で勝負できるところが好きなのかもしれません。

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