【福島県】営繕積算システム等開発利用協議会参考資料【協参】とは?何に使う?何が書かれている?
公共営繕積算|建築・電気設備・機械設備
「営繕積算システム等開発利用協議会参考資料」とは?
名前が似た資料が多く、公共建築工事積算研究会参考歩掛りとの違いが分かりにくいところです。今回はこの参考資料の位置づけと使いどころを整理します。
こんな方におすすめの記事です
- 「協議会参考資料」という名前を見聞きしたことはあるが、詳しく知らない方
- 公共建築工事積算研究会参考歩掛りとの違いが気になっている方
- 公共建築工事の積算実務にこれから関わる方
1営繕積算システム等開発利用協議会参考資料とは何か
国土交通省の「公共建築工事積算基準等関連資料」のページには、この資料について次のように説明されています。
公式ページに記載された位置づけ
営繕積算システム等開発利用協議会において、とりまとめた参考資料(市場単価を補正して使用する場合や専門工事業者等の見積の検討資料)とされています。
とりまとめている団体は「営繕積算システム等開発利用協議会」です。以前の記事で紹介した「公共建築工事積算研究会参考歩掛り」は「公共建築工事積算研究会」がとりまとめた資料でしたので、名前は似ていますが、とりまとめ団体が異なる別の資料ということになります。
2似た資料との違い
国土交通省の公式ページの記載をもとに、積算基準等資料の位置づけを整理すると、次のようになります。
| 資料 | とりまとめ団体 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 公共建築工事標準単価積算基準 | 国土交通省 | 統一基準における基本の積算基準 |
| 営繕積算システム等開発利用協議会歩掛り | 営繕積算システム等開発利用協議会 | とりまとめた歩掛り |
| 公共建築工事積算研究会参考歩掛り | 公共建築工事積算研究会 | 市場単価を補正して使用する場合や専門工事業者等の見積価格等を参考にすることが困難な場合等にもちいる参考歩掛り |
| 営繕積算システム等開発利用協議会参考資料 | 営繕積算システム等開発利用協議会 | 市場単価を補正して使用する場合や専門工事業者等の見積の検討資料 |
名前が紛らわしいポイント
公共建築工事積算研究会参考歩掛りと営繕積算システム等開発利用協議会参考資料は、どちらも「市場単価の補正」や「見積りの検討資料」という似た用途で説明されています。違いはとりまとめている団体(積算研究会か、協議会か)にある、と押さえておくと整理しやすいでしょう。
3実務ではどの順番で確認する?
公共営繕積算では、歩掛りの根拠を確認する際に、一般的には次の順で資料を確認します。
資料を確認する順番
① 公共建築工事標準単価積算基準
② 営繕積算システム等開発利用協議会歩掛り
③ 公共建築工事積算研究会参考歩掛り
④ 営繕積算システム等開発利用協議会参考資料
標準的な歩掛りが見つからない場合に、補足資料や検討資料へ進んでいくイメージです。
4何に使う?
公式ページの説明のとおり、この参考資料は次の場面で使う検討資料とされています。
- 市場単価を補正して使用する場合
- 専門工事業者等の見積りを検討する場合
5何が書かれている?
令和8年版の目次によると、営繕積算システム等開発利用協議会参考資料は次の3編で構成されています。
| 編 | 内容 |
|---|---|
| 建築工事編 | 土工・コンクリート・鉄骨・石・木・金属・左官・建具・塗装・内外装・構内舗装・とりこわしなど、細目工種ごとの歩掛り表 |
| 電気設備工事編 | ケーブルラック・ケーブルラックカバー・接地工事(雷保護設備)・配線器具その他 |
| 機械設備工事編 | ダクト類保温(ロックウール・グラスウール)・線状吹出口・自動制御用銅管・衛生器具設備・給湯設備・消火設備 |
各表は、公共建築工事積算研究会参考歩掛りと同様に「名称・摘要・単位・所要量」を並べた形式です。ただし収録されている細目工種は異なり、たとえば建築工事編には段石・柱花こう岩・テラゾブロック張りといった石工事の歩掛りや、土台・敷居・鴨居など造作材の施工費といった、木工事に関する歩掛りが収録されているのが特徴です。
まとめ
- 営繕積算システム等開発利用協議会がとりまとめた参考資料で、公共建築工事積算研究会参考歩掛りとは別の資料
- 使いどころは「市場単価を補正して使用する場合」「専門工事業者等の見積りの検討資料」の2点
- 建築工事編・電気設備工事編・機械設備工事編の3編構成で、細目工種ごとの歩掛り表が収録されている

