「この単価、高くない?」がとても重要な感覚だと思う
積算担当者の皆さんは、積算ソフトを毎日のように使っていると思います。
私も積算業務では積算ソフトを使用していますが、
「ソフトが計算したから大丈夫」
という考え方には少し注意が必要です。
今回は、積算ソフトを信じすぎると危険な理由について書きたいと思います。

同じ積算ソフトを使っても、同じ金額にならない。
まず誤解してほしくないのは、積算ソフトそのものが悪いわけではありません。
むしろ積算ソフトは優秀です。
設定された条件に従い、歩掛や単価を正確に計算してくれます。
問題は、
「入力条件が正しいとは限らない」
ということです。
ソフトは条件どおりに計算するだけ
例えば、
- 工事区分の選択
- 市場単価か補正市場単価か
- 改修補正の有無
- 執務並行改修の設定
- 週休2日補正の設定
これらは人が判断します。
もし条件設定を間違えれば、積算ソフトはその条件のまま正しい計算を実行します。
つまり、
計算は正しいが積算結果は間違っている
という状態が発生します。

「この単価、高くない?」がとても重要な感覚だと思う
私が積算をしていて大切だと思うのは、
「なんか変だな」
という感覚です。
例えば、
- EM-EEFの単価
- PF管の単価
- モルタル塗りの単価
- コンクリート打設手間
などを見た時に、
「この単価、高くない?」
と思うことがあります。
結果的に正しいケースもあります。
しかし実際には、
- 条件設定ミス
- 単価選択ミス
- 補正設定ミス
が見つかることもあります。
相場感を持つことが大切
積算基準や単価表は重要です。
ただ、それだけでは実務は回りません。
積算担当者には、
「このくらいの金額になりそうだな」
という相場感も必要です。
相場感があると、
- 異常値の発見
- 設計書チェック
- 積算結果の確認
が非常にやりやすくなります。
逆に相場感がないと、明らかにおかしな単価でも見逃してしまうことがあります。

積算単価検索データベースを公開しました
SEKISAN-PROでは、市場単価・補正市場単価・市加単価・住標単価を検索できる「積算単価検索データベース」を公開しています。
積算時に、
「この単価、高くない?」
と思ったときの確認用ツールとして活用できるように作成しました。
相場感の把握や異常値の発見、設計書チェックの参考としてご利用いただければと思います。
まとめ
積算ソフトは非常に便利なツールです。
しかし、積算ソフトが積算内容の妥当性まで保証してくれるわけではありません。
最終的に確認するのは積算担当者です。
だからこそ、
「この単価は本当に妥当だろうか」
という視点を持つことが大切ではないでしょうか。

